ごはんを作るということ★

料理が好きとてらいもなく言っていた私。

たしかに今でも料理をすることは嫌いじゃなくて、大好きです。





今までは自分が作らなくてもなんとかなっていて、自分が食べたいときに食べたいものをつくれば良かった。

そんなときは当然のように愛情を注げる。


でも日常的に作るとそんなこと言えなかった。

どんなに嫌でも作らなければならないときがある。

そして作らなければならないと思ったら、愛情を注ぐことは難しい。


考えてみれば当たり前で、でも何の疑いもなく料理が大好きと言えなくなったことはすごくせつなかった。



もともと私は美味しいものを食べることが大好きで、それだからこそ料理を大好きになった。

どんなに疲れてても、一日の終わりに自分の作った美味しいごはんを食べられたらそれで一日の疲れも軽減されるし、気持ちも癒されると思っていた。
一日の最後に丁寧に気持ちをこめたご飯を作って、美味しいもの食べて、明日へのことを思って、また次の日同じ流れを作るために、丁寧にご飯を作る。
その流れにのっていればいいと思っていた。



でも、食べたいものがなくなったとき、ご飯を作りたいとも作ろうとも思えず、気持ちのこめかたもわからなくなった。


今は、それでも困る人がそんなにいるわけでもないから許される。

でも家族がいたり、夢が叶ってお店が出せたとしたら・・・


そう考えて、迷路に迷った気分になった。


気持ちがこめられないときにお店って出来るのかなと。



日常的なことだからこそ、逆に難しい。



何があっても、ごはんを作る。



お店ってすごいな。



この迷路から脱出できるのはいつになるのかな。



手探りで出口探します！！！